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株・債券・投資信託・FX・預金 その他お金にまつわるなんでも情報ブログ! こんな時代だからこそ資産運用・お金にまつわる知識を身につけて楽しく豊かに乗り切ろう!!
昨日、何気なく立ち寄った本屋さんで↑「果報を寝て待つFXマネースクウェア・ジャパンのトラップリピートイフダン」なる本が大量に陳列されているのをみました。
M2J社のトラップリピートイフダンの機能は確かに素晴らしいものだと思いますが、煽り文にあるように相場を読めないから読む(予想)のを放棄するだとか何もしなくてもOKというのはあまりにも危険な発想だと思えます。というのも、トラップリピートイフダンを完全活用するには「ある一定期間のレンジ(値幅)予測」とレンジの転換点による手仕舞いを確実に判断しなくてはいけないからです。
トラップリピートイフダンを簡単に説明すると、例えばドル円などで95円だとか94円で指値注文しておけばその値になるたびに自動的に売買注文をだしてくれるという機能です。つまり95円買い96円売り(利益確定)の注文をあらかじめだしておけば、為替相場が95円と96円のあいだを往復した回数だけ「何もしなくても」利益がとれるという機能になります。またこの注文を複数箇所にだしておけば相場も大きな上下の波すべてに乗ることができ、莫大な利益を得ることが出来ます。
たしかに簡単そうにみえますが、わたしは逆にこの取引手法には相当な熟練が必要だと感じます。まずはいまは下げトレンドなのか上げトレンドなのか?という大局観の正しさが求められます。何故なら大きな方向性があっていれば仕掛けはどんどんヒットし、利益も積みあがります。そして何より仕掛けが残ることはありません。(←ここが重要です。)
しかし問題は、仕掛けを残したまま仕掛けのない方向に為替が変動した場合です。
例えばドル円のレンジを100円から90円と想定し、90~99円にドル買い注文を出していたとします。この場合為替が99円で天井を打ち90円方向に動いたとき、通過時のリバウンドで多少の利益はとれたとしても利益確定されることのないポジションがすべて残ることになります。つまり、トレンドの転換を読んで、それまでと仕掛けの考え方を変えるべきタイミングを読みきれないと早晩行き詰ることになるのです。
そしてなにより重要なポイントとしてレバレッジの管理が非常に煩雑となります。トラップリピートイフダンで「何もしないで」大きく稼ぐには仕掛けの範囲を狭く、大量に仕掛けなければなりません。(また、もし安全策で仕掛けの数を減らせば、想定レンジの範囲で発動しない仕掛けが発生し、資金効率が異常に低下することになります。)
同じくドル円のレンジを90円から100円と想定し、99-90円に1円刻み買い仕掛けを仕掛けたとします。その場合、ドル円が89円になった段階で55万円の含み損です。もし資金100万円ならドル円86円でロスカット(証拠金維持率20%で強制決済)となってしまいます。為替チャートを確認してください。短期間に10円くらいの値幅で変動することは、為替相場では珍しいことではありません。それを「有り得ること」として想定し、よほど大量の資金かよく吟味された仕掛けでしか「何もしなくとも」儲けることなどできないのです。
このような手法を某FX有名ブロガーが「さわさわさんの戦略」と称し推奨していますが、多くのFX投資家は批判的にみていると思います。試しに「さわさわさんの戦略」や「さわさわ」でGoogle検索をしてみてください。批判的記事やあるいはこの戦略を実践し苦境に立っているひとのBLOGがたくさんあります。システムトレードと言われれば、何か素晴らしいもののように感じますが、これは無限ナンピンという投資家として最も忌むべき手法です。特にFX初心者の人は十分注意してください。道具は使いようですが、道具のことを知らない人がへんにいじると怪我のもとですよ。
トラップリピートイフダン機能を利用するなら、「よく考えて」「仕掛けを工夫して」
これ、重要だと思いますよ。
テーマ:株式・FX・投資・マネー最新情報│ジャンル:株式・投資・マネー
外貨・FX
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│2008/12/02(火)12:06
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Author:ロココ
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頑張りまっしょい!!
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